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母さん。



来年は十三回忌になる母さんの、着物箪笥を意を決して整理に入っている。昭和26年発刊の“装苑”と共に、“おぼえがき”とひらがなで書かれた母さんのノートが引き戸の中の引き出しに。結婚する一ヶ月くらい前のところに、西洋料理のレシピ。亡くなった母さんの知らなかった一面が、ふいに心を掴む。優しくて温かくて、いろんな気配りが出来て、きっと当時なら“妻の鑑”。朝起きると玄関は掃き清められ、打ち水がしてあり、母さんは父さんの靴を磨いているという、あたりまえの日々を覚えている。亡くなる一ヶ月くらい前、父さんの存在を尋ねた時、“なんでぇ!私の最愛の人だがねぇ。”と、壊れかけていた母さんが、にこにこして発した言葉を思い出す。母さん、父さんと結婚して幸せやったねぇ。ノートは私がそちらに行く時、持って行くね。

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